振興局?管内?北海道のエリア分け

北海道に住んでみて新聞や、テレビでよく耳にする振興局や管内。聞きなれない言葉なので何なのか調べてみると、エリアごとに細かく区分けされているんです。あれ?道北や道東、道央や道南じゃないの?この道北や道東、道央、道南といった地域区分は、明確な定義がないので、サイトや書籍によって違うんです。

社会人の教科書より 一般的な区分

                                          

振興局は北海道の行政区画の出先機関、出張所のような扱い                                 広大な北海道には、179市町村があり、9の総合振興局と5の振興局に細かく振り分けされています。          そしてその総合振興局や振興局は、道庁ができない事務作業を分担したり、地域を絞ることできめ細やかな業務を実現したり、地域内を隅々まで見渡せて行政を進めやすくしているそう。総合振興局や振興局は、道庁の出張所なんですね。その中で、総合振興局では、より広域的に処理できることを振興局の分も行いスムーズに進めることができるそう。                     

北海道のHPより

9の総合振興局と5の振興局と読み方                                   宗谷(そうや)総合振興局、上川(かみかわ)総合振興局、オホーツク総合振興局、空知(そらち)総合振興局後志(しりべし)総合振興局、、胆振(いぶり)総合振興局、、十勝総合振興局、釧路総合振興局、渡島(おしま)総合振興局                                       留萌(るもい)振興局、石狩(いしかり)振興局、根室(ねむろ)、日高振興局、桧山(ひやま)振興局

管内とは、役所が管轄する区域のこと。OO管内市町村とか、OO総合振興局管内とかと言う。                                      

振興局によって気候や風土が違う

気象情報や地震速報は、振興局によって振り分けられています。北海道は、太平洋・日本海・オホーツク海の特徴が違う3つの海に囲まれていて、大雪山系や日高山脈などが東西を分けるように横たわっていいるので、エリアによって気候が違います。また、沿岸部や内陸部でも気候の違いがあります。冬の日本海側では、北極や大陸からの乾いた風(季節風)が吹いて日本海を通過するときに水分を含んだ雪雲に成長するので、曇りや雪の日が多い。太平洋側では、大雪山や日高山脈に雪雲が遮られ、乾いた空気となるので雪が少なく晴れの日が多い。オホーツク海側は、その中間的な気候。夏は、海霧が押し寄せてくるので太平洋側は気温が低く霧の日が多い。オホーツク側はフェーン現象(暖かく山を越えた風が急激に気温を気温を上げる)で真夏日になることもある。

札幌圏

札幌圏もよく耳にする言葉。札幌市に隣接する、小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町の12市町村で形成された圏域の事。この地域には、北海道内の人口約50%が生活していて、さまざまな機能や個性が集結した暮らしやすい生活環境がある。都市機能や交通機能を備えながらも自然豊かな併せ持った地域の事。

札幌圏移住ガイドより

とにかく広い北海道、いろんな分け方があります。自然環境がそれぞれ違うので、自然の恵みを受けて文化や食生活も違ってくるんですね。